Exhibition 2024

ジュエリーは14万年以上前から存在していた事が明らかになっていますが、当時の人々はなぜそれを身につけることをしてきたのでしょうか。諸説ありますが、今回はその中でも社会的な表現手段に着目しました。
古代からジュエリーは、美的表現や護符としての役割を果たす一方で、民族の象徴や威嚇の道具として使用されてきました。例えば、所属するコミュニティを示す印や、狩りで仕留めた大きな獲物の一部を身につけることで、強者としての存在を視覚的に主張していたのです。このように、ジュエリーは対人関係におけるプリミティヴな表現手段として機能してきました。
こうしたジュエリーの役割は、現代にも結びつく表現手法です。富や権力の象徴として、重量感のある貴金属や大きく希少性の高い宝石が使用され、そのスケールが意図的に反映されています。今回の新作では、古代と現代の共通点を抽出し、再構築した新作を発表いたします。

また、既存のコレクション「Rod」から新作のピアスも発表いたします。棒とチェーンのみで構成された簡素な造形は、近代以降の合理的なデザイン思想を解し、必要な要素のみで組み上げられ、洗練された美しさを表しています。

今回の展覧会では、新作の他に既存のコレクションも展示販売いたします。加えて、デザインを一新したジュエリーケースの展示も行います。そして、岩倉 AAからのご依頼でショーケースとミラーをHiroki Ataka名義でデザインしました。会期中には、毎年フェーヴのデザインと制作を手がけている、石川県のベーカリー「NiOR」のガレット・デ・ロワを数量限定で先行予約を受付けます。このフェーヴもHiroki Ataka名義による作品です。

皆様のご来場をお待ちしております。

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Exhibition 2024

会期：2024年12月14日(土)–24日(火)
時間：13:00–18:00
場所：岩倉AA
住所：京都市左京区岩倉花園町642-19
定休日：12月18日(水)
予約不要
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主催：岩倉AA
グラフィックデザイン：西村祐一／Rimishuna