
Jasper Morrison: Works 1980s–2000s and Watering Jug
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4日前
この度ATAKAでは、イギリス人プロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンの展覧会と受注販売会「Jasper Morrison: Works 1980s–2000s and Watering Jug」を開催いたします。
モリソンは1980年代から、家具、照明、テーブルウェア、日用品など、数多くのプロダクトを手掛けてきました。今回の展覧会では、彼の初期作《Thinking Man’s Chair 》やポストモダンのデザインムーブメント「メンフィス」への反応としての椅子《Plywood Chair》、代表作である普遍的な照明《Glo-ball》など含む彼の作品や関連書籍を展示し、それらを通じてデザインの本質を改めて考察したいと思います。
ポストモダン以降、最も影響力を持ったと思われるジャスパー・モリソンと深澤直人が提示した「スーパーノーマル」。この概念が現代のデザインシーンにおいて意味することを、皆さまと再考する機会となれば幸いです。展示品の一部は販売も行います。
また、2019年に東京・墨田区のプロジェクト「Sumida Contemporary」で、根岸産業とのコラボレーションにより誕生した《Watering Jug》の国内初となる受注販売会を行います。
日本に唯一残る盆栽用如雨露の製造メーカー、根岸産業は、数代にわたり手作業で専門的な如雨露を作り続けてきました。すでに完成された如雨露に対して、モリソンは新たなデザインで介入するのを躊躇していたそうです。しかし最終的に、一般家庭でも日常的に使用できる如雨露をデザインするという答えを見出しました。
皆様のご来場をお待ちしております。
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Jasper Morrison: Works 1980s–2000s and Watering Jug
会期:2025年5月2日(金)–6月2日(月)
時間:13:00–18:00
場所:ATAKA
住所:大阪府大阪市生野区勝山南3-8-27
定休日:火水木
予約不要
- 定休日にご来場希望の方はお気軽にお問い合わせください。
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主催:ATAKA
会場構成:安宅洋輝 田中林子
展示品協力: raum
写真:澤木亮平